神戸市須磨区鷹取駅前　鍼灸（はりきゅう）・整体　ゆるり治療院。鍼灸師の視点から健康づくりのお手伝い!

最初は足（下肢）の痛みで来院されました。
以前から頭痛もあるようで薬を常用し対応されています。そのため、いつもひどい頭痛を感じている訳ではないようです。首、背中にかけ筋肉の反応が著しい・・・。大事をとって体全体の緊張をとる治療を行いました。

（3回目）
下肢の痛みがなくなり、体が軽くなったと喜んでおられます。肩こりの状態も改善されてきているように見受けられたのですが、今度は頭痛が気になってきた様子です。

（5回目）
仕事が忙しく、今回2週間後の治療となりました。来院時、以前同様に肩こり・頭痛を訴えられましたが、前回の治療以来ずいぶんと頭痛薬を飲んでいないことに気付かれたようです。体の変化を目に見える形で確認できたことで、少し興奮気味に喜ばれていました。

（7回目）
以前は仕事で慌しくなると、肩こりがひどくなり、頭痛に悩むことが多かったのですが、今ではよほどのことが無い限り薬は必要ない状態となりました。現在も体調管理のため、定期的に通院されておられます。

治療のﾎﾟｲﾝﾄと反応点の状況
足（下肢）の痛みは勿論のこと、首周りを中心に、顔、肩の反応点を丁寧に改善させていきました。腹部全体につぼの反応があり、これらも並行して治療をおこなっていきました。

治療の経過と感じたこと
患者さんの身体を診させていただくと、痛みや不調が一箇所だけであることは少ないのだと感じます。この患者さんのように気になる不調にもつらさの順番があり、一番目が解消されることで、次の不調の頭痛が気になる・・ということがありますね。患者さん自身が体の状態に目を向けるきっかけとなり、健康管理への目標を持ついい機会となったようです。

当初　肩こりの訴えで来院されたのですが、
顔の周りの反応点と肩こりとの関係をお話しするうちに美顔鍼の話となり、同時に施術することになりました。

初回
エステサロンによく行かれているようで、肌の手入れが行き届いています。さらに改善出来る箇所を説明・提案しながら施術を行っていきました。（ 全身の鍼治療 + 美顔鍼 ）

2回目
喜んで来院されました。「即効性がある。 顔の部分だけを見てもエステより効果がある。」と前回の施術結果に大変満足されているようです。ただ、長続きしなかったとも・・。
施術後、ホウレイ線が薄くなって目じりアップや小じわの減少が前回の施術の時以上に見られました。
美顔にたいして即効性はありますが、このままでは患者さんの報告からも長い効果が見込めないだろうと考え、セルフケアをする事で持続させる方法を指導しました。

最終
美容鍼灸治療後の持続時間に変化がありました！　セルフケアによって倍以上の効果持続が感じられたようです。セルフケアを生かしながら要所要所で施術を行うことで、美顔効果の持続が可能であることが分かります。しかも、継続することでいい状態が当たり前になっていくように感じます。現在も定期的な美容鍼灸治療に通われています。

治療のポイントと反応点の状況
狭心症などの既往歴があり、手足のむくみも少し見られたので、心・肝・大腸・小腸の反応点に治療しつつ美顔鍼を施すことでより大きな結果を出す事が出来ました。肩・頸に掛けての不調も解消できました。

治療の経過で感じたこと
全身に施術を行いながら美顔鍼を行うことでより顕著な効果が期待できました。美顔には皮下のコラーゲンの修復が重要と言われていますが、体の内部から血流・リンパの流れを整えてあげることで、コラーゲン層の改善、むくみの解消などナチュラルな美顔・美肌効果を出せると思われます。

初回
スナックを経営。1日中スピーカーの音に悩まされています。
難聴が出る前からめまいや耳鳴りがあったそうです。疲れやすく胃吐き気なども感じており、食べたいと思う事が少なく、栄養状態も悪そうです。
難聴の状態は発症してから４ヶ月経ており、複数の医療機関で治療を受診されています。ステロイド治療も経験されています。聞こえづらいため人と話すのが億劫になりがちですが、病院からは様子を見るしかないと言われ途方にくれていました。

2回目
初回の治療で耳鳴りの音が変わったという自覚はあったようですが、満足出来るほどではありません。しかし治療後、耳鳴り症状に変化が見られたことで気持ちが前向きになり、積極的に治療を続けようと思われたようです。セルフケアなど自宅療法の指導をしました。

3回目
耳鳴りの音が少し小さくなり、“こもったような”・“こだまするような”聞こえづらさが軽減して音の識別が出来るようになってきました。

最終
治療後は聞こえづらさ・耳鳴り共にトーンが下がったと喜んでおられました。更なる改善を目標に定期的な治療と日々のセルフケア自宅療法を続けていく予定です。

治療のポイントと反応点の状況
耳、目、首、腹部の反応点。特に耳のつぼの反応は広範囲に見られました。耳の反応の改善を目標に重点的に治療していきました。

治療の経過で感じたこと
短い治療期間でも患者さんの耳鳴り症状に変化が見られたことが収穫でした。なかなか変わりづらい耳鳴り症状ですが、特に耳の反応点の変化を注意深く治療することで、患者さんのQOL（日常生活動作）の向上につながると感じた一例です。

パーキンソン症に特徴的な、
安静時振戦・仮面様顔貌などは顕著ではないのですが、動作の開始が困難で動きが全体にゆっくりとしています。動作は小さく、すくみ足（歩行開始時に第一歩を踏み出せない）、小刻み歩行、前傾姿勢　などなどが見られます。

初回
「足に力が入らない。腰が曲がる、痛い。」と娘さんに連れられて来院されました。しきりに 「本来の自分とは違う、昔と違う。」と現状に不満と不安を訴えておられます。
すべての苦痛がパーキンソンのせいだと考えておられるようです。

３回目
治療後耳の反応が改善すると、すくみ足・小刻み歩行・前傾姿勢にも改善が見られるようになりました。腰痛も改善し、治療前と後との違いもしっかり認識出来ているようです。穏やかな表情で帰られました。家族によるセルフケア家庭療法を徹底してもらうよう、お願いしました。

７回目
症状はずいぶんと軽くなっているように見受けられます。パーキンソン特有の症状が出ないと体の痛みも少なくなるようで、一人で買い物に出かけたり遠出したりしているようです。しかし、無理をすると次の日に悪化することが多く、ここのところ、改善・悪化を繰り返しているのが現状です。

最終
当初、治療後は軽快になって帰られるのですが、翌週は悪化して来院される・・・。
そんな状況を繰り返されていましたが、家族の見守りと本人の自覚によって徐々に症状が安定してきた。これを期に家族によるより一層のケアをお願いして一旦終了としました。

治療のポイントと反応点の状況
平衡感覚に関係の深い耳のつぼの治療を中心として、さらに痛みの出ている箇所を同時に治療していきました。耳以外では腹部全体の反応がひどく、改善に多くの時間を充てていきました。

治療の経過で感じたこと
平衡感覚に関係の深い耳の反応の改善がパーキンソン病の症状改善に役だつことが確認できた重要な事例です。パーキンソン病では姿勢の保持などが必要以上の筋運動を招きます。それが結果的に筋肉の障害を招き、痛みにつながる事が多いのです。同時に内臓の疾病状態が反射的に筋の障害を促したと考えられます。治療に際して患者の状況を整理・理解して施術することが重要だと感じました。

治療院前を通りがかった奥様の薦めで来院されました。
昨年は何もする気が起きないほど症状がひどかったので、今年は何とか楽に過ごしたいとの事です。抗アレルギー剤やサプリメントを服用しておられます。頭重、肩こりもひどい・・・。

初回

鼻・首・肩・肺などの反応もさることながら、腹部の反応が顕著に確認できました。今現在の症状はひどくないようなので、腹部の反応を丁寧にとりながら、頭重、肩こりを改善させていきました。家でのセルフケアをお願いしました。

2回目

前回の施術で上半身がかなりスッキリしたようで喜んで来院されました。家でのセルフケアをこまめにされているようで、腹部の反応に改善が見られます。体調が良いと自覚もあるようだ。一層のセルフケア情報を欲しがられたので、小児鍼（ローラー鍼）などのツールを使ったセルフケアの指導を行っていきました。

最終

花粉のトップシーズンが過ぎようとしても主だった情状は出ていない。「今日は花粉が多いかな」とわかる程度だそうです。お子さんも花粉症で同じケアを一緒に続けていることで親子ともに良好！お子さんも嫌がる事無く喜んでせがむほどです。

治療のポイントと反応点の状況

肺・心・肝・胃・小腸・大腸などのつぼ（反応）に治療を加えていきました。特に胃・小腸・大腸の反応が大きく、鼻・首などの症状が出ている所よりも多くの時間を費やして環境を整えていきました。今回の治療には患者さんの家族ぐるみの積極的なセルフケアが功を奏したかたちです！

治療の経過で感じたこと

今回の治療で、胃・小腸・大腸の反応が花粉症などのアレルギー疾患と大きく関わっていることがあらためて確認できました。何よりセルフケアなどを含めた継続的な治療が効果的であることを患者さんと共有できたことがおおきな収穫でした。